雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

たかがバロウズ本。

たかがバロウズ本。

たかがバロウズ本。


 著作者である山形浩生さんのサイト(『たかがバロウズ本』サポートページ)からPDFファイルで閲覧*1バロウズという妙な人を単に面白おかしく解説する本かと思ったら、そうではなくて彼の著作と人生を通して「自由(とその限界)」を描く内容であった。そのことは冒頭の総論部において、この本の骨格として語り尽くされているのだけれど、それ以降の論証部分が面白い(読ませる)ところが著者のすごいところ。


 芭蕉の「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」を思い出す。nothing is true. everything is permitted. 

*1:現在、書籍は入手困難な状況。山形さん、全文掲載ありがとうございます