雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

選挙の経済効果?


 何でも経済効果としてしまうポジティブシンキングはお断りします。馬鹿かと。選挙は、候補者の選挙活動、選挙自体の周知広報、人的および物的選挙システムを考えれば、どうみても「行政コスト」として考えざるを得ないわけで。しかも、そこに投入されている人間(ボランティアはともかく、税金で雇う役人)の数を考えれば、恐ろしいコストがかかっているにもかかわらず、付加価値はゼロなんだよね*1。であれば、政治の根幹として最重要である選挙について、制度面から考えるに当たっては、その目的を達成するにあたって必要最低限のコストに抑える、という努力こそが求められるべきなのではないのだろうか。


 ちなみに、英会話の先生に「何故、日本の選挙では時速40キロの自動車が候補者の名前を連呼して通り過ぎてしまうのか。あれでは名前以外分からないのだけれど」と、聞かれた。日本独自のやり方のようだが。インプリンティングとでも答えれば良かったのだろうか。

*1:政治家に対する勉強会や研修によって政治家の力量が向上する場合と異なり、単に人が変わるだけなので、付加価値は無いはず。人事異動で付加価値が発生しないのと同じこと。