雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

相変わらず世間の流れに一周遅れなのですが

 サッカーのワールドカップがドイツで行われている。4年に一度の機会だから、何か書いてみよう。以下、サッカー素人のひとりごとです。


 日本でメジャースポーツと言えば野球と相撲であった時代、発足したばかりのJリーグにも興味を持てず、むしろ1993年に松井秀喜が巨人入りしてからは松井一筋にプロ野球を応援していた。初めてサッカーに対する見方が変わったのはスペインを旅行したときのこと。どのBARに行ってもテレビに映っているのはサッカー(時々自転車レース)。サッカーというものが世界的メジャースポーツであること、そして天気と同じくらい頻繁に会話のテーマにあがるものであることを知ったのだった。


 と言っても帰国後すぐにサッカーフリークになることもなく、次第にプロスポーツ全般に対して興味を失う傾向の中、2002年日韓共催W杯をぼんやり観戦。「皆と一緒に盛り上がる」ことに対する苦手意識のため、どうも素直に楽しめない日本戦。日本が敗退した後は、テレビのスポーツニュースで内容を確認するくらい。ただ、決勝戦くらいは見てみようと思い、ブラジル−ドイツ戦*1をTV観戦した。これが面白かった。なるほどサッカーってこんなに面白いんだ、とようやく実感できたときにはW杯が終わってしまっていたのだが。


 そして4年後の2006年(4年間はやはりスポーツ全般に関心持てず、日本代表のこともまるで知らない状態だった)。昨年ドイツを滞在していた時にスタジアムが建設中であることを教えてもらい、ようやく次のW杯が間近に迫っていたことに気付く。4年に1度のお祭りということで、時間の許す限り楽しみたいなと思う。応援したい国は特に無い、というより、選手の知識が無いと応援しようがないのだが、強いて言えば前回のW杯決勝戦がとても面白かったのでドイツとブラジル。あれ、でもカーンはもうドイツスタメンでは無いの?んじゃ、ブラジル・・・というくらい安易な気持ち。ブラジルで知っている選手も、前回W杯で奇抜な髪型をしていたので好きになったロナウドと、中盤で目立っていたロベルトカルロスとロナウジーニョ(先日NHKの特番を観て、ようやくロナウジーニョがとても偉大な選手だと分かった)くらい。我ながらミーハーだな。


 相変わらず日本代表の試合に関心が持てない。試合を見ていても途中でテレビを消してしまい、後で結果を知ればそれで満足してしまう。攻めはなかなか決まらず、守りはハラハラしっぱなしでストレスが溜まる一方だからだろうか?感想は、GK川口選手はすごいな、小野選手の活躍がもっと見たかったな、というくらい。対ブラジル戦だけは録画して、(ニュースで結果を知ってしまった後に)最初から最後まで観た。すでに結果は分かっていたので、ブラジルがどれほどすごいのかを確認するために観たのだが、あの試合はブラジル応援側の視点から見れば非常に面白い試合だったろうな、と思う。どれだけしつこくマークされていても、多数の敵に囲われていても、どんな体勢になっても、どれだけ速く強いボールが来ても、ボールをコントロール出来る選手を応援しているのは楽しいだろうな。「それでも仙道ならきっと何とかしてくれる」という気持ちね。


 というわけで、日本は負けてしまったけれども、W杯はこれからが本番。予選は試合が多すぎてチェックする気にならなかったけれど、これからはきっとどれを見ても楽しめる試合になるのだろうな、と思う。