雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

 22時過ぎ、帰宅途中に電話がかかる。着信窓には知らない数字が並んでいた。出てみたら、とある知人からだった。「やあ、久しぶり」と、私としては携帯を買い換えたのか程度に思ったのだが、用件を聞いて驚く。「これまでお世話になりました」。退社のお知らせだったのだ。なんと。


 「色々とありましてね〜」とのこと。私は、本人が話したいことは何でも聞くのだが、本人がしゃべりたがらないことについては探らない性格なので、詳しい内情は突っ込まず、これまでの仕事の思い出を話しながら近況報告などをした。いつも仕事を楽しんで頑張っていたように感じていたので、辞めると聞いて少し寂しく思ったが、言葉の節々から察するに彼女なりにこれまで苦しんできたような様子であった。


 しばらくはゆっくり休むとのこと。20代後半というのは、そうした転換期なのかもしれない。どうせなら、その転機が不安や絶望に包まれたものではなく、いや例えそうだとしても、中核には強烈な希望が存在していてほしいと思う。おつかれさまでした。