雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

 これまでも不定期に何度か見てきた、あの嫌な夢を見た。目が覚めたときは、もうすでに泣いてしまっているのだから、心を落ち着かせるのも難しい。普通ならどうしてよいか分からなくなってしまうのだが、今日は以前に読んだ『モリー先生との火曜日』を思い出して、自らの涙が流れるままに放っておいた。泣きながら、今の気持ちは決して避けるべき対象ではなくて、むしろ私自身が体験した貴重な感情であり、これをどう役立てていくのかが大切なのだと考えた。気がつくと、悲しみも涙も心の奥に押しやられていて、ようやく朝が迎えられた。